暮らしの記録

2026/8/1

mama_diary

明日から私は関西へ里帰りするから、施設の人からはもう1週間後に来たほうがいいって言われたけど、会いにいってきた。

今日は理美容の日に合わせて、約1週間ぶりに母と会う。
10時過ぎに部屋へ行くと、母はぐっすり眠っていた。
昨日も夜、ちゃんとベッドで眠れなかったのかな?

毎晩、不安な夜を過ごしているんやろうなと思うと胸が痛くなった。

入所して1週間。まだ入浴も拒否していると聞いていた。
入所した日の服のまま、私服で眠っていて、爪も伸び切り、爪の中も黒くなっていた。
なかなか起きなかったけど、声をかけると目を覚ましてくれた。

そして、一言目は、「帰りたい」だった。
私の顔を見ても、以前みたいに嬉しそうな表情はあまり見られなかった。
私のことは、ちゃんと分かってくれているのかな?

「今は帰れないこと」
「3か月後には、赤ちゃんと一緒に迎えに来ること」
何度も説明したけど、やっぱり伝わっていないようだった。

10時半から理美容の予約をしていたので、一緒に向かった。
でも、母は何度も出口の方へ行こうとして、「帰りたい、帰りたい」と繰り返していた。

母は意外と力が強くて、今の私では支えきれず、スタッフさんにも手伝ってもらった。
何とか椅子に座ってもらえたけど、髪に少し触れただけで「痛い」と言い、首に巻いたタオルもすぐ外して立ち上がろうとする。
私も立たないように支えていたけど、母の力で押し倒されてしまった。

その日はカットを続けることが難しく、私が帰ったあとに、スタッフさんがタイミングを見て何度か挑戦してくださることになった。

部屋へ戻ってからも、「帰りたい」その言葉を何度も繰り返していた。

携帯を見ながら、「お母さんが早く帰ってきやって言ってるねん」とも話していた。

その「お母さん」が、おばあちゃんのことなのか、それとも私のことなのかは分からない。
でも、誰かが待っていると思っているんやろうな。

話している間も、体が痒いのか何度もポリポリ掻いていた。
早くお風呂に入れてもらえたらいいのにな。下着もまだ替えられていないのかなと思うと、胸が締めつけられた。

もうすぐお昼だったからか、「はま寿司に行きたい」と言っていた。
はま寿司のこと、まだ覚えてくれていてよかった。
もう少し施設での生活に慣れたら、夫が連れて行ってくれるからね。

今の私にできることは、母の手を握ったり、
ぎゅっと抱きしめることしかできない…

本当は、安心できる家に早く帰ってきてほしい。
でも、私は明日から里帰りでしばらく会えなくなる。

ちゃんと迎えに来るから。だから、それまで一緒に頑張ろうね。
待っていてね。

まま。大好きやよ。

ABOUT MOM
65歳のときに、若年性アルツハイマー型認知症と妄想型幻覚の診断を受けてから一年。
それまでひとり暮らしだった母が、関西から関東へ引っ越してきてくれて、同居生活が始まりました。
その後の再検査では、アルツハイマー型ではなく「前頭側頭型認知症」の疑いがあると診断されましたが、症状に少し異例な部分もあり、確定診断には至っていません。
現在の診断名は「若年性アルツハイマー型認知症」です。 現在67歳、要介護2。
母との日常を、少しずつ綴っていきます。
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